住宅を新築！
地鎮祭、上棟式、鎮め物、上棟札はどうする？

地鎮祭とは、

建物を建てる際に、土地を守る神様に対して、
その土地に建物を建て、住む許しを請い、
建物の繁栄と、工事の安全を、
現地に神主をお呼びして、現地にて地鎮祭を行い祈願します。

上棟式は、無事建物が完成することを願う式典です。

上棟式の後には、
上棟できたことを工事関係者と一緒にお祝いする、
直会（なおらい）という宴会を行う場合があります。

昔は氏神様を祀っている神社に地鎮祭を依頼していましたが、
最近では氏神様は「地域の神様」といった意味合いが強くなっている事や、
氏神、産土神、鎮守の神が混合される様になって、
最も近い場所にある神社に頼まれることが多くなりました。

どこの神社に頼めば良いか全くわからない方は、
地域のお祭や、近所での初詣に行く神社さんなんかに相談したら、
そこで地鎮祭を執り行ってくれると思います。

地鎮祭の準備や、用意するものに関しては、
神社や住宅会社で違ってきますので、神社と住宅会社に確認が必要です。

例えば、
住宅会社が竹やしめ縄、テント、椅子、砂は用意する。
神社が祭壇やお供物、お酒や塩などを持ってきてくれる等。

最近では、送迎を頼まれる神社もありますので、
事前に確認しときましょう。

基本的に、費用によりますが、
お供物含め、神社が用意する場合がほとんどですので、
家を建てられる方（施主）は、地鎮祭当日に準備する物はほとんど無いと思います。

地鎮祭の費用に関しては、神社と住宅会社によって違います。
神社に関しては、神社さんやお供物等によっても費用が違います。
住宅会社に関しては、竹やしめ縄、テントの大きさや椅子の数等で費用が違ってきます。

相場的には、個人住宅であれば、
神社：玉串料（初穂料）＋お供物＝３万円～６万円
住宅会社：必要資材の設営費＝２万円～５万円
合計５万～１１万程度ではないでしょうか。
（金額に関しては、要確認でお願いします。）

個人住宅の場合、
地鎮祭はされる方は、あまりいなくなりました。

土地を清めるのは、神主に現地に来て頂いて、
地鎮祭を行う方法ではなく、
神社でご祈祷を修めて、
清めの御砂やお塩、お酒、小さな紅白の紙（切麻）等を授かり、
土地を清めるのはご自身で行い、
鎮め物・上棟札だけ住宅会社に預ける方法をとられる、
簡易的な地鎮祭で済ます場合が多いです。

あくまでも個人的な意見ですが、
最初に、地鎮祭を執り行うか聞き取りした時は、
殆どのお施主様はしないとなります。
鎮め物・上棟札はどうされますかと聞き取りした時もしないとなります。

その後、ご両親や親戚等に言われ、
簡易的な地鎮祭ですますので、
神社にてご祈祷を修めてから、鎮め物・上棟札だけ持ち込みます。
と変更されるケースがあります。

地鎮祭をせず、
簡易的に神社でご祈祷を修めて、鎮め物や上棟札を住宅会社に持ち込む場合、
近所の神社や、地域で有名な神社等でご祈祷を修めて、
清めの御砂やお塩、お酒、小さな紅白の紙（切麻）等や、鎮め物、上棟札を授かります。

工事が行われるまでに、
ご自身で清めの御砂やお塩、お酒、小さな紅白の紙（切麻）等で土地を清めます。

工事着工時に鎮め物を土に埋め、
上棟後でタイミングを見計らって、上棟札を飾ります。

上棟札に関しては、必要事項を記入する必要がありますので、
注意が必要です。

地鎮祭を行う場合や、鎮め物をされる場合は、
工事着工前までに、準備を行う必要があります。

上棟式に関して、
現在では、上棟式はほぼ無くなったのではないでしょうか？

上棟式は、無事建物が完成することを願い、
上棟できたことを工事関係者と一緒にお祝いする場です。

上棟札を飾るタイミングで、上棟式を執り行い、
その後工事関係者と一緒にお祝い流れになります。

上棟式自体少なくなりましたが、
もしされる場合でも、神主を呼ぶケースは極稀になりました。

神主を呼ぶケースに関しては、
祭壇や床の問題がありますので、
事前に住宅会社とのすり合わせが必要です。

神主を呼ばないケースに関しては、
上棟式の進行を住宅会社が行いますので、
住宅会社とのすり合わせが必要です。

工事関係者とのお祝いに関しては、
上棟式後の乾杯程度で済ます場合や、
宴会をその後、別場所で行う場合があります。
また、地域等によっては、
上棟式後、足場の上から餅まきをする場合があります。

その他、神社等や、信仰によって注意が必要。
ここでは神社限定でお話してますが、
信仰によっては、宗派によってやり方等が違う場合があります。
神社ではなく、信仰上の執り行う場合は、
事前に余裕をみて住宅会社の相談しましょう。

また、神社によっても用意できるもの、
必要なものが違ったり、
方位除け（方除）をする場合であったり様々なので、
事前に余裕をみて神社等に相談しましょう。